1977-04-21 第80回国会 参議院 文教委員会 第12号
これについて諸沢初中局長も新聞社のあれに答えていろんなことを言われている。越境は法律違反だから住民票を職権で抹消する措置をとれる、しかし入学を認めたんだから在学途中で出されてもそれは困る。だから、締め出しをする以上十分に話し合いをして解決をしなければ、というふうなことを言っておられます。まあ、話し合いをするということは結構だと思うわけですが、浦和市はこういうふうな状況である。
これについて諸沢初中局長も新聞社のあれに答えていろんなことを言われている。越境は法律違反だから住民票を職権で抹消する措置をとれる、しかし入学を認めたんだから在学途中で出されてもそれは困る。だから、締め出しをする以上十分に話し合いをして解決をしなければ、というふうなことを言っておられます。まあ、話し合いをするということは結構だと思うわけですが、浦和市はこういうふうな状況である。
これは諸沢初中局長が一番よく知っているわけですね。そういう現実に対して一体、諸沢初中局長の意見はこの前聞きましたが、この前の大臣にもちょっと聞きましたが、今度あなた新しい大臣で、若いはつらつたる大臣だから、どんな考えかひとつお聞きしたい。
文部省は諸沢初中局長を代表としてこういう措置は正しいんだということをいま主張されています。しかし仮にストライキがあったとしても、ストライキの問題についてはこれはいろいろな見解のあるところです。憲法上の論理からいっても、これはこの前の国会でもずいぶんやりました。それからまた同時に裁判上でも幾つかの判例も出ているわけです。必ずしも政府が言っておるような判決だけではありません。
○永井国務大臣 諸沢初中局長がいま申し上げた点は原則的な点でございまして、そうと思いますが、この文書は私いま初めて見まして、そしてまだ詳細全部読み通したわけでございませんので、その点は留保させていただきたい。
現地の教育長から言えば、いまの諸沢初中局長の答弁と違って、これとは別だから切り離してやれと言われたと、こう言っておるんですよ。だから、私は向こうと、知事部局と話する必要は毛頭ありませんと、手当が人事院勧告ででき上がったときに初めて相談すればいいですという指導を受けておると、こう言うんですよね。これは全く食い違っている。ここに一つの混乱の要因があるんですがね。これ、どう思いますか。
○国務大臣(永井道雄君) まあ諸沢初中局長と私あるいはその他関係の文部省における職員が協力して事に当たってきておりますということをまず申し上げたいと思います。
最初に、十二日の衆議院文教委員会において諸沢初中局長が発言をされたということで報道されておりますその要旨は、主任は職務上の上司と言えないことはないし、必要があれば職務命令も出せる、こういう意味にまとめられる答弁をされたと言われておりますが、いろいろその解釈を加える必要はありません。
○国務大臣(永井道雄君) 何か私の考え方と諸沢初中局長の考え方と違っているような印象に相なったのでございますが、そのことからの問題と思いますが、これは私が文部大臣の見解というものを決して隠していたわけではなくて公表したわけでございます。それが実は基本的な考え方でございます。繰り返しませんが、要するに、教育指導というものをやはり強化すべきであるという認識に立っております。